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企画公募展『深海ユートピア』

  • 執筆者の写真: 如月六日
    如月六日
  • 2019年10月3日
  • 読了時間: 3分

10月3日より開催されます企画公募展『深海ユートピア』に出展します。

gallery hydrangea 企画公募展『深海ユートピア』

会期:2019/10/3(木)~10/14(月) 

※定休日:火・水 時間:13:00~18:30(最終日は17:00まで)

会場:gallery hydrangea(東京 曳舟)

如月六日の在廊は10月13日(日)13:30~15:30までの予定です。

5作目の人形

caption『泡の幽か』

球体関節人形(独立球):67cm・石塑粘土・胡粉下地・油彩仕上

衣装:アンティークレース・アンティークビーズ・綿布・他

今作は人魚姫のため花冠をつくる囚われの少女の物語。儚く泡と消える世界観を楽しんで頂けたら幸いです。

これまでに、ギャラリー様から己は何者であるのかを文章で示すよう、依頼があったことなど皆無だったので「アーティストステートメント」を作るということには本当に頭を抱えました。何しろ今までは「ただ何となく勘で」という部分が大きく、ただただうわーっとなって、作って楽しくて、はいおしまい。だったのです(汗)

今回の件で「自分は一体何がしたいのか?しようとしているのか?」という事に真摯に向かい合うことができたように思います。真剣に相談に乗ってくれた周囲の助けを貰いつつどうにか、今の自分を紹介する事ができました。辿り着いたステートメントは

-「束縛される社会の後景で密めく、多様な個性の解放」をテーマとして球体関節人形を主体に創作しています-

というものでした。自分で自分を知る事ができて何だかとてもスッキリした気持ちです。

このことで少し成長できたかなとも感じたので、とても良い経験となりました。

SNS用のステートメントのみならず、ギャラリー内にはファイリングされたA4サイズのステートメントも置いて下さるという事で、もう少し書き込んだものが見られます、お時間がございます時は是非ご覧ください。

物販としては『跳ねるおててブローチ』白と黒で1点ずつ。

『泡の幽か』にあたり背景としての物語を写真付短編小説として

ソフトカバー付文庫サイズ(24P)で出品します。

わたしは製作をするといつも物語が出てきてしまうので、であれば文章にして残しておこうと今回初めて小説としたものです。その場で読んで楽しめるのがいいかなと思い、短篇にしました。小説家になりたくてという事ではないので拙文ではありますが、ちゃんと第三者に推敲や校閲は受けておりますので、人形をご覧になりながら楽しんでいただけましたら嬉しいです。

それとこの本にはちょっとした遊び心として蔵書票も作ってみました、女の子の横顔を囲む「Ex Libris. This book belongs to 」の語尾にお名前を書きこんでお好きなところへ貼り付けると、ご自分だけの1冊とできます。

会期にあたり、一期一会のひとときを『泡の幽か』と共に楽しみにしております。

日陰の花を愛で、見過ごされる光に惹かれ、隠された自由を物語に

如月六日 拝


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